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単気筒オートバイのシリンダヘッドの加工依頼です。
本来M8スタッドボルトがシリンダーから生えて、ヘッドをナットで締めつけて装着するのだそうですが、以前のオーナー(外国での作業?)によってシリンダのネジ穴を拡大、特殊なサイズのインチボルトで無理やり締め込まれていました。 それをなるべく元のカタチに戻してほしいとのご希望でした。
ついでにお客様の好みでツインプラグを1本式に変更します。 |
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まずボルト穴を完全に塞いでしまいます。
(塞ぎ方は内緒です・・笑)
そこから新たに穴を開け直しました。元もとの穴がかなり無茶に開けられていたので苦労しました。
このあたりではノウハウがものを言います・・!?
プラグ穴も同様に塞いでリューターによる研磨を行い燃焼室形状を整えます。 最後に上下とも座面をフライスによる面研で仕上げました。
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シリンダに装着する為のスタッドボルトも製作しました。
太い方がインチ、細い方がM8という特殊なものです。
表面処理は缶スプレーでの黒染めを行いました。
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実際に装着してみると。全ての部品がぴったりと収まりました。
「元に戻った!」とお客様は大喜びしてくださいました。 僕もとても嬉しいです。
オートバイは2型のハスラーだそうです。レストア頑張ってください。 |
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